昔はマーガリンが体に悪いという意見が一般的でした。
しかし現在は改良も進み、どちらかが悪いというのは判断しにくくなっています。
そこで、こちらではマーガリンとバターの健康面での違いなどをまとめていきます。
マーガリンとバターどっちがいい?
バターとマーガリン、どちらがいいか?は、目的や体質、価値観によって変わります。
健康第一なら、「トランス脂肪酸ゼロのマーガリン」+「ときどきバター」がおすすめ。
ただし、どちらも毎日10g以内の適量なら、好みに応じて選んでも大きな問題はありません。
以下の表で、目的別に選んでみても▼▼
あなたのタイプ | おすすめ |
---|---|
健康志向/コレステロールが気になる | トランス脂肪酸ゼロのマーガリン(オメガ3入りなどが理想) |
自然な食品を好む/添加物が気になる | バター(グラスフェッドバターなど)※ |
味重視・料理好き | バター(風味に優れる) |
アレルギー体質・慢性炎症が気になる | バター、またはオリーブオイルなど他の脂質も活用してバランスをとる |
※グラスフェッドバター=草を食べて健康に育った牛のミルクから作った、高品質で栄養価の高いバター。
健康や食材の質を重視するなら、とてもおすすめ。

気になるなら、まずは「少量パック」で試してみるのがおすすめ。
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マーガリンとバターの違い
バターの特徴
原料:牛乳から作られる動物性脂肪。
脂肪の種類:飽和脂肪酸が多く、摂りすぎると「悪玉コレステロール(LDL)」を増やす。
栄養:ビタミンAやDなどの脂溶性ビタミンが含まれる。
健康への影響:飽和脂肪酸の摂りすぎは心臓病リスクを高める可能性。
マーガリンの特徴
原料:植物油が主で、人工的に加工された食品。
脂肪の種類:以前は「トランス脂肪酸」が多く含まれていたが、最近の製品は減らされている。
健康への影響:トランス脂肪酸は「悪玉コレステロール」を増やし「善玉コレステロール」を減らすため、心血管疾患のリスクを高めるとされている。
マーガリンとバターどっちが体に悪い?
マーガリンとバター、どちらが健康に悪いかは一概には言えません。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
<バターとマーガリンの比較>
昔のマーガリン(トランス脂肪酸が多い)>バター
:マーガリンのほうが健康に悪いとされていた。
現在の改良されたマーガリン(トランス脂肪酸が少ない)≒バター
バターのデメリット
飽和脂肪酸が多いため、心疾患のリスクを上げる可能性あり
◆バターは飽和脂肪酸が多い
→ 心血管系には悪影響を与える可能性あり
マーガリンのデメリット
最近はトランス脂肪酸が少ない商品が増えているので、選び方が重要
成分表示で「トランス脂肪酸 0g」と書いてある製品を選ぶとより安心
◆マーガリンはリノール酸が多い
→ 摂りすぎると炎症性疾患やアレルギーのリスクになることも
どちらも、取りすぎが体に悪いという点では、同じです。
マーガリンとバターを健康的に使っていくには!
どちらも大量摂取はNG
トランス脂肪酸が少ないマーガリンであれば、健康リスクはバターと大差ない
安全とされるマーガリンとバター摂取量目安
バターやマーガリンには脂質が多く含まれているため、総脂質摂取量の中でのバランスが大切です。
◆一般的な目安(大人の場合)
バターやマーガリン 1日10g前後(小さじ2弱程度)なら、問題ないことが多い
トースト1枚に塗る量が 5~10g 程度であれば、毎日でもOK!
対策:マーガリンとバターのバランスを考える
バター/マーガリンだけでなく、他の油(揚げ物、加工食品など)も合わせて考える
コレステロールや中性脂肪が気になる人は、かかりつけ医に相談してもいいでしょう
どちらか一方に偏らず、「ローテーションで使う」のが一番賢い選択です。
(例:月曜〜木曜はマーガリン、金曜〜日曜はバター…のような使いわけ)

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