ブログ主は第一子の時に引き続き、産後2ヶ月で細菌性の乳腺炎になりました。
今回、乳腺炎になりそう、なった時に
- 葛根湯は乳腺炎にきくのか?
- 葛根湯は実際きいたのか?
実体験、受診した時のお医者様の考えも交えてお伝えしていきます。
乳腺炎になりかけたら葛根湯?
一般的に葛根湯(カッコントウ)は、乳腺炎、授乳中の風邪のひきはじめに使える漢方とされています。
葛根湯は、乳腺炎に対しては飲むことで血流をよくし、症状がなおるのを促進すると言われています。
葛根湯には膿を出したり分泌を促す作用もあるとされます。

実際乳腺炎に葛根湯は効果があった?
私は第一子で化膿性乳腺炎、第二子でうっ滞性乳腺炎、第三子で再び化膿性乳腺炎を経験しました。
- 化膿性乳腺炎・・・細菌感染することで乳腺が炎症を起こし発症
- うっ滞性乳腺炎・・・母乳が乳腺内に溜まることで発症
葛根湯は第一子の時に乳腺炎で処方された時以降、
「なんだか硬くなってきたかも?」
「ちょっとシコリっぽいものがあるかも?」
と感じた時には飲み始めていました。

葛根湯で乳腺の分泌を促しつつ、シコリのある場所を圧迫し、飲ませることで悪化させずにつまりは大体自然治癒できました!
ラブ葛根湯!
しかし、細菌感染の場合(傷が元で細菌が入り込んで炎症を起こしている場合)は、いくら葛根湯を飲んでも抗生物質を処方してもらわないと自然治癒しないことがほとんど。
寒気が出て発熱、シコリの部位が赤く晴れて、体がだるい、背中が痛い、頭痛がするという場合は細菌が入り込んでいます。
葛根湯はかなり頼りになりますが、細菌感染の場合は抗生物質を処方してもらわないと治りません。
受診が遅れると、日数がたつにつれてウミが広がり、最悪切開までいきます。

産院などにいける時は、確実に早めの受診が吉!
何度も乳腺炎になった経験から言うと、そこまで痛くなくても2日ほど違和感が続いているといった場合などは特に!
葛根湯だけで治ると油断せず、早めに受診にいった方が良いと思います。
葛根湯は授乳に問題ない?
葛根湯は授乳中に服用しても乳児への影響がほとんどないとされています。
参考:公)福岡県薬剤師会

産婦人科でも普通に処方されるものなので、気にせず授乳しちゃいましょう。

乳腺炎では、飲ませることが解消への最短の道!
※化膿性乳腺炎の場合、一部飲ませたらダメと言われますが、それは膿が出るまで悪化した場合の話です。
膿が出ていない時には赤ちゃんに吸ってもらう方が早く治ると言われます。
葛根湯はいつのタイミングから飲んでいる?
葛根湯は母乳が出にくい場合も乳腺を刺激して出やすくする効果があります。
そのため、基本的にはいつのタイミングで飲んでもOKとされています。(食前)

第二子の時は、第一子で詰まった経験を生かして葛根湯を早めに飲んでました。
乳腺が詰まっている場合は、葛根湯を飲んで自分でシコリ部分を押しながら授乳を続けることで自然治癒しました。
※細菌感染の場合は自然治癒しません

市販葛根湯の代表格、クラシエはおすすめ?
葛根湯のおすすめでは、やはり産院で処方される医療用のツムラ葛根湯が一番安心です。
クラシエの葛根湯は、同じ葛根湯でも成分が少し異なります。
産院処方のツムラ葛根湯(医療用)▼
カッコン4g、ケイヒ2g、 タイソウ3g、シャクヤク2g、 マオウ3g、ショウキョウ2g、 カンゾウ2g
クラシエの葛根湯▼
カッコン6g、ケイヒ2.25g、タイソウ3g、シャクヤク2.25g、マオウ3g、ショウキョウ0.75g、カンゾウ1.5g
※クラシエの葛根湯は下記の商品の成分を表記↓
カッコンの割合が少し多いので、医療用のものより少しだけ効果も強めでしょう。
ツムラは市販の葛根湯も販売していますが、産院で処方される医療用葛根湯よりもマイルドになっています▼
(カッコン2.68g)
じゃあ市販ではダメなのか?
気になったので私はかかりつけの産婦人科の先生に、ツムラの葛根湯が切れたら、クラシエの葛根湯を飲んで授乳もして良いか聞いてみました。
すると。
「葛根湯なんてほとんど成分一緒だから、乳腺炎の間の利用なら、どの市販のでもそんなに変わらないよ〜」
と笑って言われました。
気にしすぎだよ!と言う感じで。
こちらの意見はお医者様の見解によって異なるかと思います。

実際ツムラの葛根湯を切らしてしまった際にクラシエの葛根湯を飲みましたが、赤ちゃんにも特に異常はありませんでした。
でもやっぱり産院処方の葛根湯が安心ですよね。
今回乳腺炎になった時も、受診時にツムラの葛根湯を多めに処方してもらいました。
3割負担でお安いし、産婦人科で処方してもらうのは良いことづくめ!

母は出産の痛みにも耐え、授乳の痛みにも耐え。
辛いところです。。
でもベビーの間は一瞬なので、なんとか乗り切りましょう!
以上、乳腺炎と葛根湯についてでした。