葉酸は妊婦にとっては必要不可欠ですが、一転飲みすぎると逆に危険なことも。
本記事では、葉酸サプリの摂取時期・摂取方法を考察していきます。
葉酸サプリはいつからいつまで飲むのか？
まず、葉酸サプリは神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させる（先天的な異常を回避する）ことを目的に、厚生労働省でも食品以外に追加でとることが推奨されています。
サプリで補う葉酸摂取量の目安は、１日４００μグラム。
１０００μグラムを超えると逆に危険とも言われます。
以下の摂取目安は厚生労働省の発表を元にお伝えしています。
妊娠の１ヶ月以上前から飲むのが理想
多くの女性は妊娠が発覚してから葉酸サプリを探し始め、服用を始める場合が多いです。
しかし、先天異常の多くは妊娠の直後から発生することがわかっており、それでは遅い場合もあるのです。
この異常は妊娠１０週以前に発生しており、特に中枢神経系は妊娠７週未満に発生することが知られています。
このため諸外国でも、葉酸の摂取は少なくとも妊娠の１ヶ月前から３ヶ月まで推奨されているのです。
妊娠前でコストが気になる方は、妊活中は安めのサプリを選んでも。
ただ、あまりにも安いものや、物によってはは危険性の疑いがある原材料や添加物が使われていたりする場合もあるので、ある程度品質が保持されているものを探しましょう。
参考までに気になる方には公式サイトに飛べるリンクを下記にはっています。
葉酸サプリは妊娠３ヶ月までの間は飲むのが理想
先ほど、妊娠１０ヶ月までに先天性異常が発生しやすいということをお伝えしました。
このデータを元に、厚生労働省では妊娠３か月までの間、葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要であると発表しています。
葉酸は熱に弱いため、食品からの摂取では限界があり、サプリなどの栄養補助食品から積極的にとっていく必要があります。
４ヶ月目以降は葉酸サプリよりも食事での栄養バランスが大切
逆に４ヶ月目以降は、葉酸は食品から取れるもので補うことが推奨されています。
ただ、他にも妊娠中に必要な栄養素はたくさんあるため、葉酸サプリを飲み続ける方も。
こちらは時期別に葉酸サプリを出しており、成分も申し分ないため、安心して利用ができます。
このゲンナイ製薬が出している『プレミン』は私も一時期利用していましたが、公式サイトでも「安売りはしません」と銘打っているだけあり、品質に絶対の自信を持っています。
詳しくは公式サイトへのリンクも参考にしてみてください。
少しお高めですが、一般のショッピングサイトでも購入が可能です。
Amazonが一番お安くなっています。
葉酸サプリ、間違えて飲み過ぎた！
間違えて二回分の分量を飲んでしまうことは、よくあります。
葉酸の過剰摂取は危険と言われていますが、１日だけの過剰摂取（この場合４００μg×２＝８００μg）では、影響がないことがほとんどで、気にする必要はありません。
では、どれくらいの過剰摂取が危険なのか、下記で考察していきます。
葉酸の過剰摂取は危険
サプリでの葉酸を大量に（１０００μg〜１００００μg）摂取すると、以下の危険があると言われています。
- 発熱
- 蕁麻疹
- 紅 斑
- かゆみ
- 呼吸障害
- ビタミンB１２欠乏症の診断困難
- 亜鉛の吸収抑制
参考；独）国民生活センター
また、妊娠３０週から３４週にかけての妊娠後期に１０００μg の葉酸のサプリを飲んでいた場合は、飲んでいなかった場合と比べて、子供が３歳半の時点で喘息にな るリスクが １.２６ 倍高くなったとうい研究結果も報告されています。
（参照； American Journal of Epidemiology Advance Access published October 30, 2009）
葉酸は水溶性ビタミンのため、たくさんとっても基本的には体外に排出されます。
１日の服用量をきちんと守りましょう。
※エレビットのサプリは、１日の摂取量で８００μgの葉酸となっています。
間違えて２回飲んだ場合は許容量オーバーとなりますので、気をつけましょう。
さいごに
日本で手に入る葉酸サプリは１日の容量を守って服用すれば安全で、赤ちゃんのリスクを減らすためには必要なものです。
できれば時期別に気を配って、普段の食事も整えて過ごしましょう！
以上、葉酸サプリの服用時期・飲み過ぎについてお伝えしました。
